上海ソールフードと言えば、一般的に小籠包(ショーロンポウ)を思い出す方も多いかと。
広い上海、まだまだソールフードは存在しています。以前紹介した骨付き豚肉のトンカツなど。
朝と昼、おやつに人気のひと品と言えば、焼き小龍包と呼ばれる、生煎。上海以外の他の地方では見かけない、上海ローカルフードです。
日本語では「焼き小龍包」と言いますが、中国語では生煎(shēng jiān)形も大きさ、味も歯ごたえも小籠包とは全く違う生煎。作り方もこんな感じでダイナミック。
専用の焼き鍋に豚ひき肉で作った餡を、小麦粉の生地に包んで並べます。油をひいてフタを閉じて蒸し焼き。
焼いている途中のココがポイント。グルリンと時折鍋を回します。
回すことで生地が鍋に張り付くのを防止。また火の通りを均一にするのが目的。回して焼いて、焼いて回して。
ひいた油が必要以上に染み込まないように、鍋を斜めにして完成。
注文すると4つで5元程度。生煎の上は蒸してふっくら。下は油でカリカリに焼きあがっています。
今回食べた店は、丰裕(fēng yù)と呼ばれる、1958年創業のTHE上海地元民の店。安さと古くからのライナップで、上海人が足繁く通います。
上海の至る場所にある「丰裕」。訪れてみてはどうでしょうか。
今日の振り返り!中国語発声
生煎 (shēng jiān) 焼き小籠包
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