そろそろ朝夕涼しくなりつつある上海。食欲の秋が近づいてきました。そんな食欲の秋を含めて、中国人、特に上海人や華東地区の人が大好きが止まらない魚。皆さんご存知ですか。

中国語では黄鱼(huáng yú)と呼ばれるキグチやイシモチと呼ばれる魚。本当に外観が黄色く光り輝いています。日本ではあまり見かけることがない魚ですが、これは漁獲量の激減が関係しているから。

中国特に華東地区では今でもポピュラーではありますが、70年80年代の最も水揚げが高かった時期を境に、水揚げは激減。意外と高価なお魚です。

中国では旧正月などお祝いの際、普段の食卓でも愛されている食材です。この黄魚、中国ではどうやって食べるのか。代表的な食し方は、红烧(hóng shāo)と呼ばれる醤油煮。

素揚げをした黄魚を醤油ベースのタレで、グツグツ煮込んで食します。甘口の味付けが癖になります。
271_DSCN0477

271_DSCN0480

あとは清蒸(qīng zhēng)と呼ばれる、蒸し料理も代表格の一つです。黄魚の身は白味でサッパリ。しかしちゃんと脂も乗っていて、日本人の口にも合う味。

行きつけの舟山レストランでも、毎日鎮座している人気の魚。写真のように黄魚には種類によって、大型と小型の魚があります。
271_DSCN0473

271_DSCN0475

華東地区で一二を競う漁港と言えば、舟山。この舟山は黄魚の一大水揚げ地。水揚げされた模様のニュースがあったので、アップしておきますね。
水揚げニュース

もし知り合いの中国人が華東地区で、上海人だったりした場合、黄魚お好きですか?と尋ねたらビックリして喜んでくれますよ。

今日の振り返り!中国語発声

黄鱼 (huáng yú) イシモチ