市場に並ぶ白い粒。中国では一般的に大きな米袋が、ぱっくりと口を開けてお客をお出迎え。開いた口の部分に産地、名称、米の品種、価格等が書かれた札がザクッと刺さっています。

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米の品種は日本と違う品種も豊富。长粒米(cháng lì mǐ)長粒米の取り扱いも。長粒米は、インディカ米というタイやインドで見かける、ヒョロっと細長いお米です。

東北大米とよばれる品種の米は、日本で食される米のジャポニカ米に非常に近いです。

米の価格は多種多少で、500グラム1元程度から6元程度。日本と比べるとカナリの安価な価格帯。気になる味は日本の方が断然美味しいです。

日本では調理前の名称は「お米」、調理後は「ご飯」と呼び名が変化するように、中国語でも調理前は「大米(dà mǐ)」、調理後は「米饭(mǐ fàn)」「白饭(bái fàn)」と変化します。

お米を洗う(そそぐ)こと、中国語では淘米(táo mǐ)残念ながら洗米ではないんですね。そんなお米を洗う行為、日本と中国ではちょっと認識が違うようです。

日本的な洗米は米ぬかを落とすため。しかし中国では洗米はカビなどを落とす意味も含まれるようです。

昔の日本でも中国同様の意味合いがあったと思いますが、現在の日本では保存技術と物流の発達で、カビを落とすという感覚は少ないと思います。

中国では今でも米ぬかを落とすだけではなく、洗米をすることで米粒に付いている可能性がある、カビを綺麗に取り除く、という趣旨が強いようです。自己責任の中国らしい一面です。

またすすぎで出てきた米のとぎ汁は、野菜を洗ったり、浸けたりする時に使って残留農薬落としに活用。日本でも実行してる方、いますよね。

とぎ汁にカビが含まれるのでは?と気になったのですが、一回目に野菜を浸す場合に米とぎ汁。二回目からは水道水を活用とのことでした。

中国では葉もの野菜は数回浸すのが一般的なので、最初にとぎ汁で頑固な付着物を取り除くようです。

中国にはお米に関するこんな歌も。2005年頃の中国で大ヒットした名曲。老鼠爱大米(lǎo shǔ ài dà mǐ)ネズミはお米を愛してる。

絶対日本では販売されないような、ネーミングの曲ですが、ネズミがお米を好きなことに、なぞらえて、「私は貴方が好きなのよ」という歌。

日本では販売されない、、、と思っていたのですが、この原曲、日本でカバーされていました。その名も「ネズミは米が好き」いやービックリ、そのままです。日本語訳にされてて分かり易いですね。

香港スター、アンディー・ラウも歌ってます。何故か、プロモーションビデオは、森田健作を彷彿とさせる剣道着。日本人にとって切り離す事ができないお米。中国でも歌になる位、愛されている食材の一つなのでした。

今日の振り返り!中国語発声

大米 (dà mǐ) 米