行きつけの美容室、永琪。
上海では結構見かける、ローカル美容室です。
普通の床屋でもいいんですが、
直角角刈りにされるのが怖くて美容室を選んでいます。
留学当初から通っている店舗。
ここで働くスタッフ、方さん。
中国では珍しく同じ店舗で8年近く連続勤務。
当初から担当してもらっていて、
今でもカットしてもらっています。
もう何も言わずと、カットが完了する、
頼りになるスタッフさんです。
そんな店舗の鏡にこんな告知が貼られていました。
干洗后按摩不得低于15分、投诉电话
この美容室では洗髪した後、
スタッフの按摩サービスが受けられます。
(断ることも可能)
簡単な話、その按摩が15分に満たない場合は、
どうぞこの電話番号へ訴えて下さい。
という、ちょっと過激な内容。
日本ではクレーマーが幅を効かせているようですが、
中国でもサービスが一向に向上しないため、
社員サービスの監視役として顧客の訴えを活用しています。
全ての管理に目が行き届かない分、
そのチェックを顧客に任せようという魂胆。
確かに会社側は労力が要らず、サービス強化に繋げることを考えると、
シンプルで効果大の方法。
実際訴え出る人が居るのか?、
訴えでたから改善されるのか?などなど疑問も多いですが、
横で按摩をしていたフタッフは必死に15分按摩をしていたので、
抑制策としていいアイデアですね。
小さい労力で最大の効果を求める、
見習うべき点なのかも知れません。