自宅近くに新しい店舗がオープン。窝窝头と書かれた看板。
あまり上海で見かけることは少ないのでは、ないでしょうか?
トウモロコシの粉、大豆の粉を主原料として混ぜて、円錐形に形成した食品。
辞書には「粗末な主食で貧乏人が食べる」と、手厳しい説明が。
貧乏人の食べ物、と中国人が本当に思っていれば、流行しないのも何となく頷けます。
ただこの食べ物。高脂血症、高血圧、高血糖に効果があり、繊維質を非常に多く含むために、排便性が高く、便秘や腸炎、腸癌などにも効果あり、という健康補助食品的な説明も。
本来粗食であるのかも知れませんが、健康管理には持ってこいの食品です。
一つ一つ円錐形に成形して蒸し器にIN。蒸し器一杯の窝窝头は、博多銘菓ヒヨコを連想させるフォルム。
残念ながら博多銘菓と違い、中に白あんは入っておりません。
窝(wō)の意味は、小屋や巣。头(tóu)の中国語はアタマ。
なるほど、巣からアタマを出している、ヒヨコに似ているから、窝头という名前の由来かも知れませんね。
色鮮やかで艶やかな窝窝头が完成。味は素朴な甘さで風味豊か。
主食と言うだけあって、オカズと食べても喧嘩しない位の主張の味付けでした。
ただしイッキに数個も食べると、口の中の水分が全て吸い取られてしまう可能性を秘めた食べ物です。
温めた牛乳に浸しながら、食べても美味しようにも感じました。
たまに中華料理屋でこの窝窝头に、ひき肉、みじん切りの野菜の炒め物を一緒に食す、外婆窝窝头という一品料理もあります。
お近くで見かけたら、一つチャレンジしてみては?
今回見つけた窝窝头屋です。成记窝窝头
广灵一路44号三角地菜市场の真向かい。
地図はココから。
今日の振り返り!中国語発声
窝窝头 (wō wō tóu) 円錐状の蒸し食品