人生の楽しみ方は日本人より上？中国人の趣味の多様さ。趣味【爱好】

人生をどう楽しむか？中国人を見ていると非常に楽しげな生活をしているように感じることがあります。それは仕事だけでなく多くの趣味を持って人生を謳歌しているからかも知れません。

中国語で趣味は「爱好(ài hào)」と呼ばれますが、ここでは中国人がどんな趣味を嗜み楽しんでいるのか？ご紹介したいと思います。

上海の街で見かけた音色を楽しむ中国人の趣味

上海中心部、成都北路を歩いていると、頭の上からピョロピョロピョロと素敵な音色が。

頭をヒョイと上げると、竹の棒に青い箱が一列に整列。

青い部分は布のようで中身を覗いてみると、鳥かごになっていて、元気に鳥が鳴いていました。

道路を渡たると、偶然にも違う種類の鳥を飼っている民家が。メジロや雀のような鳥を飼われていました。

中国ではこのような鳥を飼う愛好家が非常に多く、週末の公園には、とっておきの一羽を持って、愛好家が集合。互いの鳥の音色を競い合ったり、情報交換をしています。

交流会の開催される公園はある程度決まった場所、成都北路の場合は、延安東路に交わる「延安中路大型公共緑地」辺りで交流会が行われています。

その為、交流会目当ての商売人が、鳥の餌、鳥かご、清掃キット、餌入れなどを、抱えて鳥のオーナーを狙っています。中国人は日本人に負けず劣らず趣味が多彩。退職後は何かしら自分らしい趣味を見つけて、多くの人と交流を率先していますね。

紹介した鳥を飼う趣味以外に中国人にはどんな趣味を楽しんでいるのでしょうか？趣味をいうと少しばかりお金が掛かりそうなイメージですが、中国人はお金を使わず余暇を楽しむプロ。退職後にお金を使わず自分の時間を楽しんでいるようです。

中国人、特に年配の方の定番の趣味をご紹介したいと思います。

早朝や休日の公園に行くと団体で歌を歌ったり、スピーカーとマイクを持ち込んで一人演奏会を行う中国人も。公園の青空の下、気持ちよさげに歌い上げています。
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これまた公園なのですがこちらも朝または夕方に団体で社交ダンスを行っています。スピーカーから流れてくる音楽に合わせて、リズミカルに数十人単位で踊りあげる様は見応えありです。

絵心がある人は書道をしたり、中国画を描いたりしています。書道の場合は紙に向かうだけでなく、公園の道端にペットボトルに水を詰め込みキャップ部分に筆先を付けて、墨ではなく水で文字を器用に書いていきます。
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早朝または夕方になると外灘など風が巻き起こる場所で凧揚げをしている住民を見かけます。凧揚げと言っても子供の遊びと違い、カナリの本格派。

何枚にも繋がった連凧を上げたり、強靭な糸を大型のリール製の巻糸を使って天高く舞い上げていたり、夕方に上げる場合はLED搭載で光らせたりと真剣に凧揚げと向き合っています。
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公園や道端で見かけるのですが、トランペットやトロンボーン等の楽器を真剣に練習している人も。一人だったり数人で練習したりと街の喧騒の中に、キレイな音色を奏でています。
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自宅近所のキレイと言えない川で釣り糸を垂らしている住民が。間違いなく食用ではなく時間つぶしとして釣りをしているようです。

麻雀卓を囲んで真剣に打っています。この辺は日本と同じですが日中だと普通に外で麻雀卓を出して楽しんでいることも。そして野次馬が集まり、各人の勝負の行方を見守っています。

トランプも同様、日中の場合は外で普通に遊んでいます。

どうでしょうか？スタジオ等の場所を借りるのが高いならば、街にある公園で好きに楽しむのが中国流。趣味を持つことが必ずしもお金がかかるという事ではないのだな、と彼らを見ていると思ってしまう点です。

中国人は日本人に比べて時間つぶしの達人なのかも知れません。

「爱好(ài hǎo)」は「趣味」を表す中国語です。

你的爱好是什么？
nǐ de ài hào shì shén me
アナタの趣味は何ですか？と、質問ができます。

返しのフレーズは、
我的爱好是・・・
wǒ de ài hào shì
私の趣味は・・・。と続けることができます。

中国人に訪ねてみては？自分の趣味の世界を一生懸命話してくれるかも知れませんよ。