中国の大晦日。日本では紅白歌合戦を見て、除夜の鐘を聞いて、と暮れていきますが、中国はかなり華やか。家族・親戚で集まって、食事会を開き、暮れる24時辺りから爆竹の音を聞きながら、新しい年を迎えます。
食事会は自宅とは限らず、レストランを予約して行う事も多いです。その為、この時期のレストランは、一切予約がとれません。一年で一番稼ぎどき。
普段は予約を入れても時間通りに始めなくても、店舗側から怒られる事も注意される事がない中国ですが、この年越しの食事は2時間のみ限定など、時間制限を設けてお客の回転を上げる店舗もある位。
また一般的に結婚した場合、大晦日は旦那様の家族と食事を行うため、奥様側の家族・親戚とは大晦日の前日となる、小年夜(xiǎo nián yè)に食事を行う、という家庭もあります。
中国人にとって家族・親戚は自分に近い、唯一無二の信じられ頼れる存在なのです。そんな固い結束の中国人家庭の舌を楽しませる、年越し夕食。
レストランにはこんなセットが登場します。
Aコースを予約すると、188元のワイン一本と、石庫門と呼ばれる紹興酒を2本プレゼント!大晦日プレゼント商法。
稼ぎどきの大晦日に少しでも客の目を引き、売上を上げようとする中国人の商魂を感じられる一枚です。
今日の振り返り!中国語発声
年夜饭 (nián yè fàn) 年越しの食事。