こんな建物を見かけると「あぁ合理的な中国人らしい」と勝手に思ってしまいます。個人的にはこんな建物を見て「彼らの物事の着眼点」を、じーっと考えてしまうのです。
上海虹橋にある「虹桥火车站(hóng qiáo huǒ chē zhàn)」以前、上海で駅と言えば「上海駅」がダントツの利用者を誇っていましたが、「虹桥火车站」が出来てからは、発着便の数量の多さと利便性の高さから、現在は「虹橋駅」の利用者が多く私も出張や旅行で利用しています。
そんな駅構内にある、こんな2階建ての建物を発見。一階はシャッターが降りているものの店舗、そして二階は「公安POLICE」の文字が。そうなのです、お巡りさんの派出所的な場所が二階に完備されているのです。それにしても二階だなんて。日本では考えつかない縦のもの構造なのではないでしょうか。
中国にも「派出所(pài chū suǒ)」があるのですが、日本の派出所と違うのは、中国の派出所には市役所的な役目があり、私などの外国人は住宅の近くの派出所に居留の届け出、不動産の購入手続きなどで派出所を訪れる中国人がいます。
虹橋駅の「派出所」は紹介した機能はなく、単純にお巡りさんの監視塔。
同じ面積に警らBOXを作るなら遠くまで見やすくするために二階だてにして、一階は貸し出してもいいな。的なノリで作ったように思えます。
この辺の考え方って中国人らしい合理的な発想だなぁと思うのです。
警らBOXの下に店舗があるって、少しヘンなような。。。。、警察の下に民間のお店があるっていいの。。。と、日本人だと思う人もいそうですが、二階の方が視界良好!監視にも抜群だし、その上、一階の店舗が収益にも繋がるし、2階建てでいいんじゃない?
そんな声が聞こえてきそうな虹橋駅で見かけた、中国の警らBOXのの紹介でした。
今日の振り返り!中国語発声
公安 (g ō ng ān) 警察
派出所 (pài chū suǒ) 派出所