中国語の勉強をしていて歯がゆいと思った方も、
気持ちのもどかしさが少し無くなるのではないのでしょうか。

学習をしても中国語のレベルが上がらないよぉーと思っているアナタ。
幾ら勉強してもレベルが上がった気がしない。
レベルが上がらないけど勉強はしないと不安になる。
レベルっていつ上がるんだろう、勉強をしていると悶々とする事があります。

私も留学時代、ゼロから中国語学習を始めて、
毎日中国語漬けの生活をしているのに、どうしてレベルが上がらないんだろう。
そう思いながらイライラしていた時がありました。

RPDゲームのようにレベルが上がると「パラララッパパー」と、
音がなってレベルアップ通知があればいいのですが、
現実は音がなる訳でもなく、まったく分からない自分のレベルアップ。

以前中国語を習得した日本人から聞いた話しなのですが、
確かにっ!と思える事なのでご紹介したいと思います。

その日本人に言われたのは、レベルアップというのは山なりに
徐々にレベルアップするのではなく、
中国語のレベルは階段の段差のように急にアップする。という話しでした。

私はこの話を聞いてナルホドと思ったのですが、
この話を元に自分なりに噛み砕いて考えてみると、こんな事なんだと思うのです。

前回の「中国語学習のアナタにも一筋の光が見えると嬉しい中国語のコツ。
でも少し触れていますが、
単語を一つの点とするとフレーズが線、会話のやり取りが面とします。
どうやって点の数を増やして線にして、線と線を繋いで面に仕上げるか。

点が増えないと線にならないのですが、点が少しずつ増えても線になっていない場合、
自分の中ではレベルアップしていると感じません。
理由は、単語は覚えているのに、まだフレーズになっておらず、会話になっていないから。

単語量(点)が増えているはずなのに、会話(線)フレーズが増えないし、
フレーズが増えないから、会話(面)が成り立たないなぁと感じるんだと思います。

点が繋がり線になった瞬間、または線が面になって会話が成り立ち始めた瞬間、
おっレベルアップしたかもと思うのでは無いでしょうか。

そう考えると単語自体は山成に蓄積されレベルアップしているものの、
会話が成立し始めたと実感できるのは、ある程度の単語が塊の状態にならないと実感できない。

レベルアップとしては山成ではなく、まとまって音が聞こえ始めた時点。
そのため階段の段差のようにレベルアップがする、と感じるのでは無いでしょうか。

レベルの階段が一段増えるまでが目に見えずにもどかしいかも知れませんが、
じっと我慢の子。結局は単語量を増やし点の数を増やす努力をする。
1フレーズ単位の塊で覚えて線の数を増やす努力をする。

これをしていけば、塊が増えた瞬間にグンッ!とレベルアップが実感できると思います。