10年前には考えられない事でした。
日本と同じくどんどん革新が進んでいる恩恵です。
遅くなりましたが元旦の朝に友人から連絡が。
「正月は上海でしょ?自宅?それとも外出?」
夜には予定が入っていたのですが、日中は自宅にいると伝えた所、
渡したい物があるから届けに来るとの事でした。
数時間後、上海人の友人が自宅まで届けてくれたのはコレ。
「泰山原浆7啤酒(tài shān yuán jiàng qī pí jiǔ)泰山無濾過ビール」の6本セット。
泰山とは山東省の地名。
山東省は青島ビールといい、地元ビールメーカーが多くあります。
「原浆」とは無濾過仕様。以前も青島で飲んだビールです。
わざわざ山東から取り寄せてくれたようなのですが、
気になったのは「7」の文字。何かと思ったのですが一週間以内に飲んでとの事でした。
瓶の裏を見ると「保质期7天(bǎo zhì qī qī tiān)品質保持期間7日」
12月26日製造、残りの期間は今日のみ!!
無濾過のビール。できたてしか飲めないようです。
こりゃ困った。「痛風」持ちの私。
ちびちび時間をかけて飲めない期間限定のビール。
再発も怖いので今日一日で飲みきる訳にもいかず、
思いついたのは夕方訪問予定の友人宅への持参。
食事会にお呼ばれしていたので、友人たちと楽しむことに。
味はアルコール度が2.5度と低かったものの、ホップのせいか香り良し。
アルコールが低いと水っぽいビールが多い中国なのですが、
無濾過なのか旨味があり、個人的には中国産のわりにはよくできている味でした。
それにしてもネット注文環境、物流のお陰ですね。
山東省から瓶ビールが割れずに期限内に送られて地方の産物を楽しむことができる。
10年前ですとネット注文は始まったばかりで、物流もスピーディではなく、
場合によっては荷物が遅れる、届かない、壊れるなど可能性があったのですが、
今回のように上海にいながら頂くことができました。
「やるぞ!」と決定すると日本の二倍三倍のスピードで物事が進む中国。
インターネット改革、物流改革のお陰で中国の生活はどんどん改善されているのでした。
今日の振り返り!中国語発声
保质期 (bǎo zhì qī) 品質保持期間
原浆 (yuán jiāng) 無濾過