誤って覚えていました。ちゃんと細かい意味があるようです。
冬の果物屋には果物以外に類似というか山の恵を販売する事があります。
隙間に置かれている袋の数々。上の部分に「炒货(chǎo huò)」と書かれています。
近寄って袋類を見てみるとそこには、数々の豆や種が売られています。
ピーナッツ、ヒマワリの種、クルミ、松の実など。
なんでこんな袋が多いのか?というと原産地別や粒の大きさ別に分けていたり、
味付け別、例えばプレーン、塩味、バター風味など味付け分けされているため、
種の種類が少なくとも袋の数が多くなってしまうのです。
前回「货(huò)品物」という意味があるとお伝えした通り、
「炒货」は「炒った物」という認識でいたのですが、間違いでは無いものの、
正確に言うと「炒货」で「豆や種を炒った商品の総称」を指すそうです。
中国人は豆や種が本当に好き。
前世はリスかハムスターだったのでは?と思ってしまうほど、
暇を見つけてはポリポリ、ポリポリ・・と頬張っています。
ヒマワリの種になると前歯で種の殻を剥き、剥いた瞬間に指でひねりを加え、
殻をこじ開けたかと思うと舌の先端でヒマワリの種に触れて口に入れるという、
目にも留まらぬ高等テクニックで次々とヒマワリの種を食べていきます。
腹を満たすというより口寂しい時に食べる感覚があるようで、
行列をしている時、夜行列車に揺られている時など、
しばしばヒマワリ族を見る機会があります。
冬の中国では果物屋以外にも専門の「炒货」店舗が営業する場合もありますので、
まずは「尝尝(cháng cháng)味見」させてもらって、
気に入った品があれば「半斤(bàn jīn)」程度、購入してみてはどうでしょうか。
ピーナッツなどは意外と美味しいですよ。
今日の振り返り!中国語発声
炒货 (chǎo huò) 炒った種物の総称
瓜子 (guā zǐ) スイカやヒマワリの種