仲が良い中国人にはこんなお土産はどうでしょうか?
今回ある出来事が一つのヒントとなりました。
週末恒例のバドミントンでの一コマ。
友人の中国人が「ラケットのガット(線)が切れた。」と漏らしていました。
「そりゃ消耗品のガットなんて切れるだろう」と思ったのですが、
よーく話を聞くとガットを張り直して三回目で切れたというのです。
ガットをラケットに貼る強さにもよりますが、
私たちアマチュアが平日と週末の1時間から2時間くらいの練習の場合、
たった3回で切れるのは確かにオカシナ話です。
私は打ち込みの力が弱いのか二年間、張り替えていません。
実は普段ガット張りを依頼していた練習場が満員で利用ができずに、
最近練習場を変えていたのです。変更した練習場に張り替え依頼をしたのですが、
どうやらその依頼した練習場に問題があったようです。
中国人の彼の推測は二つ「ガットが偽物もしくは張り方が問題」との事。
ガットについては日本のヨネックスや中国ブランドなどが中国国内で販売されていますが、
特に高値で販売される高品質の日本輸入品になると偽物の可能性が高い。
またガットが切れた場所がシャトルとガットが当たる接点ではなく、
ラケットの付け根の部分から切れていたらしく、
ラケットとガットが接する鋭利な部分に耐えきれずに切れてしまったのでは?
との推測でした。
偽物が多い中国。中国人もリスク管理とリスクの推測には優れているようです。
そこで友人に日本から購入していたガットを渡してみました。
友人は小躍りして違うバトミントン練習場へ足を運びガット張り。
違う練習場で張り直したのは作業レベルを比較してみるため。
新しい練習場のスタッフの作業の悪さと張り替えレベルに疑問を持っていたようで、
日本で購入したガットを他の練習場へ持ち込んで作業レベルを確かめているようでした。
以前「中国人に送ってはいけないプレゼント」という記事をご紹介したのですが、
もちろん縁起が悪いお土産は贈ってはいけないと思います。
しかし中国人の友人や知り合い、仕事関係者に対して、
彼らの趣味に関連する品を贈るのも喜ばれそうです。
本物の商品を安心して使いたいという気持ちを持っている中国人。
日本人には偽物を掴まされるという発想が少しばかり欠落しているので、
こんな事は思いつかないでしょうが、中国人に対して日本人が日本から購入した品を渡す、
こんなに喜ばれる事は無いように思います。
次回春節頃に日本へ帰国した際は、バドミントン関連の消耗品。
例えばグリップシール、ガット、シャトル辺りを買ってみようと思います。
もしアナタが中国人に何かを贈る予定がある場合は、
事前に関係者の中国人の趣味を聞き出してみてはどうでしょうか?
日本製については全幅の信頼を置いている中国人。
喜ばれるのは間違いないように思います。
さて張り替えたラケットの行方は!?楽しみな所です。
今日の振り返り!中国語発声
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