日本だと堅い方、柔らかい方、どちらが多いでしょうか。
私が住む地方は堅い方が多かったように思います。
中国は果物の数が豊富で価格も日本に比べてリーズナブル。
日本のような大きさの規格管理の概念が無いのか、多少いびつなサイズもありますが、
味に違いはありませんし、量り売りなので正直に言うと問題はありません。
中国でこの季節になると果物屋で並び始める果物があります。
それがコチラ、日本でもお馴染みの柿です。
きれいに色づいた柿なのですが、更にズーム。
この柿、超完熟でブニョブニョ柔らかいのです。
お値段は500グラムで4.8元(80円ていど)
「冰糖红柿(bīng táng hóng shì)氷砂糖赤柿」と名づけられたこの柿。
氷砂糖のように甘い柿という名前。
この柿以外にも他の種類の柿が販売されているのですが、
中国では共通して完熟の柔らかい柿が多く販売されています。
日本と同じような堅い柿が無いか数店の果物屋を見て回ると、
見つけましたカリッとした日本と同じ柿。
袋詰された「脆柿(cuì shì)」と書かれた柿。
「脆」とは「歯ざわりがよい、クリスピー」な意味があり、
正に日本の堅い柿のこと。
ただ各店舗に数種類の柿が販売していたのですが、
シェア率は柔らかめが多く。まれに堅い柿が売られているという感じ。
中国人には柔らか完熟が好きのようです。
また日本と同じような柿製品も。
「饼柿(bǐng shì)」と呼ばれるのですが、日本でいう干し柿。
日本のように吊るして作っていないようで、潰れた形が特徴的。
柿一つとっても中国日本で好みが違うようです。
今日の振り返り!中国語発声
柿子 (shì zi) 柿
※音源の都合上「子」の音源は四声を使っています。
脆柿 (cuì shì) 歯ざわりがよい柿