内部から改善の次は外部から改善です。
前回お伝えした痛風発症の話。
中国で購入した漢方薬のお陰なのか痛みは収まったのですが、
友人に話してみると「”お灸”に痛風に効くのがあるよ」との話を聞き、
「まぐまぐちゃん」も訪れた行き着けの按摩屋で質問してみると「あるよ」の回答。
折角の機会、前向きにとらえて施術を予約。
人気店のため、週末の朝イチに予約を入れて訪問してみました。
店舗の入り口には価格表が掲載されているのですが、
「お灸」の価格は1時間148元。普通のマッサージが1.5時間で130元なので、
「お灸」の施術料は高めなのですが、それでもこのマッサージ店の基本的な施術料金は、
一般的なマッサージ店と比較してもリーズナブル。
近所に住む上海人を中心としたローカル中国人がメインの店舗のため、
この位の価格帯になっています。
さて施術開始!となったのですが、普段のマッサージルームとは違う部屋に通されました。
お灸の煙がモクモク1時間も煙るため、換気扇付きの個室で施術。
上半身の洋服を脱いでうつ伏せになって施術が開始されたのですが、
日本のように「もぐさを山状」にするお灸のイメージだったのですが、
スタッフが持ってきたのはこんなお灸。
デッ、デカイ!何だか巨大お線香のようなお灸。
これをどうやって使い施術するのか?
指示に従って開始したのですが、まずは首元と肩の二箇所を交互に施術。
定期的に熱さが身体に伝わります。
施術の途中にスキを見てスマホで激写したのですが、
巨大お灸を片手で持ち、火の付いた部分を身体に近づけながら施術をしていました。
日本のCMで見かけたお灸の方法とは全く違う中国のお灸。
首と肩を終えると背中に熱が伝わり、次に腰、腰とお尻の境目に移り、
足の裏側を、念入りに火を当てうつ伏せ状態の施術は完了。
次は仰向けになって施術開始。仰向けはお腹周りをグルグルと回し、
その後足の弁慶の泣き所あたりに火を当てて、ちょうど1時間で完了。
初めてのお灸だったのですが、
聞くと足の裏にある「湧泉」と言うツボなどに施術をしたそうです。
また今回のお灸以外のマッサージ、カッピング、針とも、
基本的に「ツボ」に施術をすることで効果があるため、
もしツボを外れると「痛いだけ」だそうです。人体って面白いですね。
お灸を終えての感想
施術を終えたあと身体の軽さを感じました。正直、按摩を終えた後の爽快感と同じ感覚。
ツボの部分を念入りに、熱を加えて施術したからでしょうか、
また出来れば二日後以降にもう一回は施術した方が更に効果があるよ、との事でした。
ちょっと日程を調整して再訪の予定です。
※CMによく書いていますが「効果は私の個人的な感想」です。
お灸を終えての注意点
施術後にお灸の注意点を聞いたのですが「少なくとも三時間はシャワーを浴びない事」
ちなみに「火罐(huǒ guàn)カッピング」の場合は、六時間はシャワー禁止でした。
施術後はツボが開いた状態なので、外気から水分が入り込むと、
却って身体に良くないからだとか。東洋医学、奥が深い!
また効果が強いので、妊娠後の施術は注意が必要のようです。
なお今回の「お灸」が直接「痛風」に効くのかは、
正直な所不明点もあるので、ジンダオの東洋医学体験として参考程度にされて下さい。
ちなみに今回のお灸、折角なので「まぐまぐちゃん」にも施術を・・・
と考えたのですが「まぐまぐちゃん」の皮膚は毛羽立ったぬいぐるみのような肌触り。
どうやら激アツのお灸巨大棒を擦り付けると、化学繊維っぽい肌がチリチリ丸焼け!
になることが判明。そのため今回は雰囲気を合成で。
今日の振り返り!中国語発声
艾灸 (ài jiǔ) お灸
穴位 (xué wèi) つぼ