「紹興酒」の新提案商品の誕生です。

日本人にもお馴染み「紹興酒」
日本人は何処の中国人でも飲むお酒と思われているかも知れませんが、
基本的に華東エリアの中国人しか飲みません。

その上、氷砂糖や干した梅を入れて飲むというのは日本人が多くする飲み方、
中国では「干し梅」は入れる場合があっても、氷砂糖は入れずにそのまま飲みます。

そんな「紹興酒」、数年前に行きつけだったレストランで、
夏になると「冷蔵庫や氷で冷やして飲む」新提案をしていたのですが、
最近こんな「紹興酒」を目にする用になりました。

ブランド「乌毡帽(wū zhān mào)」の商品「冻藏冰雕(dòng zàng bīng diāo)」
商品名の「冻藏(dòng zàng) 凍結貯蔵」、「冰雕(bīng diāo)氷の彫刻」を意味するのですが、
要するにこの「紹興酒」は、冷やして飲む専用の「紹興酒」なのです。

もちろん冷やさずとも飲めるのですが、
”冷やすと”より飲みやすいドライな「紹興酒」になっています。
また一般的な「紹興酒」のアルコールは14度前後ですが、
この商品はアルコール9度と低く設定され更に飲みやすさ倍増。

中国でも夏になると炭酸のシュワシュワ感と冷えた喉越しが楽しめる「ビール」が喜ばれ、
冬のイメージが強い紹興酒は、特に若い世代には敬遠されがち。

夏の商機の獲得を狙って、新しい飲み方の提案してきた「紹興酒」。
個人的にはヒンヤリしてサラリとした飲み味は、
普段飲んでいる「紹興酒」よりもマイルドで夏に楽しめるお酒の一つとなりそうです。

今日の振り返り!中国語音源

冰雕 (bīng diāo) 氷の彫刻

冻藏 (dòng zàng) 凍結貯蔵