数字の漢字って実は二種類あるんです。大写って？大字【大写】

中国語の数字。ワタシ日本人！同じ漢字を使ってるから問題ないです！と思っている、そこのアナタ。中国には二種類の数字の漢字表現があるのをご存知ですか？

中国語では「大写(dà xiě)」「小写(xiǎo xiě)」と呼ばれる漢数字の表現について「大写」の漢字表現とどうして二種類の表現があるのかをご紹介したいと思います。

一般的な漢字表現の中国語「小写」

「小写(xiǎo xiě)」は漢数字の普通の書き方。日本語の漢字と同じになります。ただし「億」は「亿(yì)」となります。

「大写(dà xiě)」は画数の多い書き方。日本では「大字」と言われる漢字表現です。

一　壹　(yī)
二　贰　(èr)
三　叁　(sān)
四　肆　(sì)
五　伍　(wǔ)
六　陆　(liù)
七　柒　(qī)
八　捌　(bā)
九　玖　(jiǔ)
十　拾　(shí)
百　佰　(bǎi)
千　仟　(qiān)
万　万　(wàn)
億　亿　(yì)

「大写」と言う漢字が何故あって、どんな時に使われているのでしょうか。一般的に銀行振り込みや小切手、契約、もっとも身近な所では「発票」などの発行で使われます。

使われる理由として記入の誤り防止や後で文字の付け加えによる詐欺防止の為に使われる、大切な役目を担う漢字なのです。そのため意外と、使う機会があるのです。

実際、日本でも小切手の発行時の記入では漢数字を使うのですが、この考えと同じです。

この「大写」の風習を日本人が知らないと思って漢数字を使わず、アラビア文字を使われ気がつくと後で桁が一桁増えていた。。。なーんて詐欺にも引っかからないで済みます。

覚えておくと便利です。