実は中国には「梅酒」は二種類が存在しているのをご存知でしょうか?中国語で「青梅酒(qīng méi jiǔ)」と「杨梅酒(yáng méi jiǔ)」呼ばれる2つの梅酒。
私も中国でよく飲む梅酒なのですが私たち日本人が知っている梅酒と違うのか?今回は中国の梅酒事情についてご紹介したいと思います。
中国人にも馴染みの深い果実酒の梅酒
以前、チョーヤ梅酒の外観そっくりな梅酒の記事を紹介しましたが、中国で外観がチョーヤ梅酒にそっくりな「梅酒」が販売される訳ですので、中国人も「梅酒」は馴染みのある果実酒の一つなのです。
普段夕食で通っている温州レストラン。ここにも「梅酒」を常備しているのですが、「天关山」と呼ばれる浙江省にあるメーカー品。この「梅酒」はワンカップ大関的なガラスのコップに、並々とたっぷりの「梅酒」が充填。
この梅酒のアルコール度数は22度。原料はお米で作った白酒、梅、水、砂糖で製造され、日本との違う点は「白酒」を使って漬けている点。砂糖が入っているので甘めですが、風味など日本の梅酒と遜色がありません。
写真でお分かりと思いますが中国語で「梅酒」は「青梅酒(qīng méi jiǔ)」と呼ばれています。
梅は梅でも梅酒と違うもう一つの梅酒「杨梅酒」
それではもう一種類の「梅酒」とは?
それは「杨梅酒(yang méi jiǔ)」と呼ばれる「梅酒」で、日本語では「ヤマモモ酒」と呼ばれます。
「杨梅」は森のめぐみ「ヤマモモ」なのです。
この温州レストランでも扱われているのですが、度数は30度と「梅酒」よりも高め。私はヤマモモの独特の香りが得意ではないので、普段は青梅酒を飲んでいます。
しかし「ヤマモモ」は喉の渇きを癒やし、胃腸の働きを整え、嘔吐や下痢にも効果的。お酒を飲んで体調まで改善してくれる優れもの。※何事も過度の飲酒は注意です。
ちなみに前回紹介した浦東にある「绍兴小菜」には、手作り「ヤマモモ酒」が販売しているのでお好きな方はお試しを。週末は果実酒で乾杯!
今日の振り返り!中国語発声
青梅酒 (qīng méi jiǔ) 青梅酒
杨梅酒 (yang méi jiǔ) ヤマモモ酒