実は中国に暮らして12年間。一度も試していなかった物があるのです。
それを今回試してみようと思ったのは、友人からの一言。
「この味つけ、私の娘達の最近のお気に入りなのよねー。」

友人の子供がハマっていて食べて、まだ私が試してないなんて。
絶望感に襲われ直ぐ様コンビニに直行!

買ってきたのは、この「薯片(shǔ piān)ポテトチップス」でした。
見て分かりますかね?拡大した写真がコチラ。
「黄瓜味(huáng guā wèi)」つまり、「きゅうり味」
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絶対日本では商品開発の時点で却下されそうな味つけです。
折角なので同じくコンビニで見つけたもう一品。

輪切りキュウリが鮮やかなパッケージ。
「酸奶黄瓜味(suā nnǎi huáng guā wèi)」つまり、ヨーグルトキュウリ味。
キュウリとヨーグルトが中国で出会ってしまいました。
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どちらも試食したのですが、
ポテトチップスは青臭さがするのかと思ったのですが、
塩味が中心で最後にほんの少しだけ青っぽい感じが。
ただ嫌な青さではなく爽やかな感じで、正直悪くはない。

ヨーグルトキュウリ味は、合せる必要性が私には分からなかったのですが、
ポテトチップスは、塩味ポテトチップスが販売されてなかったら、
代わりに買ってもいいかなと思える位置づけ。
何事も一度はチャレンジして経験しないと分からない物です。

このお菓子でも分かるように、中国人にとってキュウリは大好きな食べ物の一つ。
夏になると会社でポリポリ、地下鉄でポリポリ、バスでポリポリ、歩きながらポリポリ。
至る場所でポリポリと食べています。

そのため、コンビニでもキュウリが袋に入って販売。
サラダではなく、キュウリ単体で売られているのは中国ならではかも知れません。
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中国ではキュウリは熱を下げる、下火に分類される食べ物の一つですし、
どこでも携帯できスグに食すことが出来る点も中国人ウケしているのかも。
※日本人には中々理解できない、中国医学文化上火と下火(去火)。のぼせ/のぼせを冷ます【上火/下火】

友人は夜に小腹が空くとキュウリをポリポリと食べて、
余計な食事を摂らないようにして、ダイエット食品として利用しているようです。

このような背景があり、お菓子にキュウリ味の採用が簡単だったのかも知れません。

今日の振り返り!中国語音声

薯片 (shǔ piān) ポテトチップス

黄瓜 (huáng guā) キュウリ