今週は待ちに待った中秋節の三連休がある中国。木曜から土曜までが休み。日曜は振り替え出勤。中国は連休があると無情にも振り替え出勤になるので、余り意味がありません。
中国の中秋節は例年のように、月餅を仕事関係者や友人知人にプレゼント。お月見をしながら月餅を食べて過ごします。私も仕事関係者から頂きました。月餅セット。
パカっとブリキで出来た缶を開けると、中には二段に積まれた合計8個の月餅が鎮座。通常のアンコ以外にも蓮入りなど、味つけは試行を凝らしたセットになっています。
「广式月饼(guǎng shì yuè bing)」と書かれていますが、月餅には大きく四種類の月餅があり、残りは「苏式(sū shì)」「京式(jīng shì)」「潮式(cháo shì)」と呼ばれる月餅。広東式はしっとりとした生地、蘇州式はパイのような生地、京式は皮が集め、蘇式と同じでパイタイプで外側が渦巻きになっています。
この缶の月の部分には女性とウサギの画が描かれています。中国はウサギだけでなく女性もお住い。女性と言っても仙女!名前は「嫦娥(Cháng é)じょうが」と呼ばれます。
この嫦娥さん天から地上に降り立った際に不老では無くなってしまい、夫が持っていた不老不死の薬を飲んでしまい、月に逃げて最後はカエルになってしまったという悲しいお話を持つ仙女なのです。
ただ月探査用のロケットの名前も「嫦娥」の名前が用いられているほど、ただ中国では非常に人気があり、今でも月餅の箱には彼女が描かれているのです。
今日の振り返り!中国語音声
嫦娥 (Cháng é) じょうが
中秋節 (Zhōng qiū jié) 中秋節