ジリジリ蒸し蒸し。上海、夏の到来です。こんな時は上海名物のアノ麺料理が食べたくなってくる!

上海の街には地元民に親しまれているローカルレストランが点在。今回訪問した豊裕「丰裕(fēng yù)」と呼ばれるレストランもその一つ。上海市内の至る場所で営業、長年地元民のお腹を満たし、舌を楽しませています。
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朝はワンタン、小籠包、焼き餃子など、お昼は朝メニュー以外に麺、ご飯物、夜はカンタンな料理等を提供して繁盛している人気店なのですが、夏の季節にだけ限定で販売が始まる上海名物の料理が。

それがこの「冷面(lěng miàn)」日本的に考えると冷やし中華?と思いそうですが、この料理は一切冷たくないのです。そう温かくもなく、「単に冷めている」麺料理なのです。

以前、紹介した中国語の「」は「冷たい」以外に「冷ます」の意味があり、この「冷面」は「冷めし麺」という呼び方が当てはまるでしょう。

レジ横には、期間限定の冷面メニューを掲載。
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基本的なメニュー構成は、麺の上に具材を一種類から二種類乗せている汁なしぶっかけ麺。オプションメニューで追加具材もお願いできます。

麺の量は「二两(èr liǎng)」と「三两(sān liǎng)」。この「两」というのは「50グラム」を表現するグラム単位。ここでは100グラムまたは150グラムから選べ、別途増量も可能。※ココでは「两」は「二」の表現ではありません。

今回私が頼んだのは「辣肉冷面(là ròu lěng miàn)」をベースに、「银芽(yín yá)もやし」と「卤蛋(lǔ dàn)煮玉子」をトッピング。これでお値段18.5元なり。

支払いで貰ったレシートを所定の冷面注文所で手渡すと、麺が入った皿に特製醤油だれ、香酢、ピーナッツダレを手際よく麺にからめて、レシートに書かれた具材をトッピング。ほんの1分程度で完成する、上海夏の定番ランチ。

麺は平打麺でタレが良く絡みつくのですが、最初にお伝えした通り、一切冷えていません。冷めているだけ。
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私は「もやし」のシャキシャキ感が好きなので、トッピング定番としていつも注文。あとはその日の気分で、お肉やキノコ、野菜などチョイスして、うだるように暑い上海の夏を乗り切っているのでした。

医食同源の中国、基本的に冷やすと身体に良くないという考えがあるので、古くからある定番メニューには、冷たいメニューは殆どないのです。

冷麺を店舗で食らう!

今日の振り返り!中国語音声

冷面 (lěng miàn) 冷まし麺

两 (liǎng) 50グラム単位、数字の二

银芽 (yín yá) もやし

卤蛋 (lǔ dàn) 煮玉子