先日縁があって上海で中国語を日本人に教えている語学学校で、
情報交換を兼ねた食事会に参加させてもらいました。

上海に来たばかりの日本人、半年経った日本人、一年経った日本人など、
上海生活歴が様々な人達と話すチャンスがあったのですが、
お話の中で一番の関心事は、どうやったら中国語を話せるようになるか、
聞けるようになるかでした。ま~当然ですよね、語学学校の生徒さんですから。

私も中国語の勉強を始めた時に同じような悩みにぶつかり、
その時にある方から言われた言葉で、今でも心に残っていて、
聞いて良かったと思った言葉が一つあったので、
交流させてもらった日本人の方にお話をさせてもらいました。

意外と共感を頂いたので、メルマガ会員のアナタにも、
お役に立てればと思い、お伝えしたいと思います。

話せる・聞けるようになるには、一つでも多くの単語を覚える事だと思います。
一つ一つの単語は、例えば一つの点と同じです。ただこの点を馬鹿にしてはいけません。
この点の数が多くなると一本の線になります。

点の集合体である線をいかに長く、途切れなく続ける状態に持っていけるか、
この状態が良く話せる・良く聞こえる状態になるのだと。
中国語に限らず外国語を覚える中で必要なのではないでしょうか。

そしてその線がそれぞれ繋がって一つの面になります。
この面の広さが大きくなると、相手の会話の当たりを付けるために、
聞こえる単語を一つでも増やすことで、会話の推測する範囲を大きくさせることは、
全体の会話が分からなくても、ある程度の予測ができるようになるのです。

また多少の文法に間違いがあったとしても、
コミュニケーションは伝言ゲームの延長戦的なものです。

相手が何を言いたいか、コチラが何を伝えたいかを、
熱意を持って伝える事や聞くことが実は重要なのだと思います。

こんな話は語学学者が聞いたら怒るかも知れませが、
日本人は文法の誤りを気にしすぎて、恥ずかしく話せない、
完璧主義な方が多くいるのですが、使う・聞く事を少しづつ増やす、
重要なことだと思います。

と、言うことで単語の音源を聞いてもらい、
耳から鍛えていってもらえればと思います。