さすが商売人、次の一手が素早いですね。
前回紹介した黄色毛おばさんの惣菜屋、
その後も順調に行列が絶えない状態だったのですが、
10メートル横に目をやると、同じような行列が。
「糖醋排骨(tang cù pái gǔ)豚のスペアリブの甘酢素揚げ」
という看板が上がっていました。
以前や「饼(bǐng)」と呼ばれる軽食を販売していた店舗だったのですが、
黄色毛の惣菜屋を見て商売替え。
結構中国では見かけるのですが、儲かりそうな商売に直ぐ様に衣替えする。
一応、店舗を衣替えした店舗を確認すると、当然ですがお惣菜販売。
中国で良くあるパターンの商売方法のようですが、
扱う商品がバッティングしてでも、消費者の需要が高いのならば、
真似して相手に一人勝ちさせない。
ガッツリと客を奪い合う消耗戦を挑んできます。
流行っている→商売になる→真似できるなら勝負になる。
こんな方程式が成り立つようです。
一つの商売が流行すると一ヶ月も立たないうちに、
街には同業者が溢れかえり、集客競争にシノギを削り半年後は持久戦に。
敗れたライバルはさよなら、撤退。
集客の取り合い競争が熱心になるのは良いのですが、
そんな小手先の小競り合いをしている間に、消費者は店舗に飽きて見向きしなくなり、
結局何処の店舗も全滅してしまう。
規模の大小は様々ですが、こんなパターンを年間に何度も中国では見かけます。
さて日本人、どうやって中国人に勝負を挑むといいのでしょうか。
真っ向勝負では勝てないようです。
今日の無料!振り返り中国語音源
对手 (duì shǒu) ライバル
生意 (shēng yì) 商売