日本領事館で「前旅券と現旅券に関わる同一人物証明」という証明書を発行してもらいました。銀行口座の変更や解約などの本人証明時にパスポートを新しく更新した場合に必要になる場合があります。
海外渡航前に作成したパスポートの期限が、海外生活中に期限を迎えてしまった場合。銀行口座など申請で古いパスポート番号を利用している場合など、新旧パスポートの本人証明を行う場合に必要です。
今回は「同一人物証明」の発行について、ご紹介したいと思います。
パスポート更新で起きる海外生活のトラブル
海外で長く生活をしていると日本国内では起きないトラブルに遭遇する事もしばしば。そのため危険予知アンテナが敏感に働くようになるのですが、それでも残念ながら起きてしまうトラブルも意外と多いです。
日常的に発生するトラブルはトラブル経験値が貯まるとレベルアップしていくので類似するトラブルは回避することができるようになりますが、5年や10年に一度しか発生しないトラブルは、なかなか経験値がつきにくいです。
実は今年はパスポート更新の年。そこで気になっていたのが銀行口座についてでした。中国で外国人が銀行口座を開設するのに必要となるのは、身分を証明するためのパスポート。そして2018年の時点では中国に居留を示す資料。※銀行によりマチマチとの情報です。
しかしこのパスポートが問題。パスポートが新しく更新されるとパスポート番号も変わるので、既存の銀行口座に登録しているパスポート番号の変更が発生します。
銀行口座はパスポート番号と連動しているので、一度情報変更を依頼すると口座情報の変更ではなく新しく口座移行になるはずなのですが、その際に準備しておく必要があるのが新旧パスポート。
基本的にはこの2つのパスポートを持って銀行へ出かけて、口座移管作業を依頼。一般的にはこの新旧のパスポートだけで処理がOKなのですが「銀行によっては新旧パスポートで本人を証明しない」という場合も。「他に証明できる品を持って来いないと対応しない」銀行もあるようです。
ナゼこの話を知ったかと言うと実は偶然、私よりも先に更新を行った友人が「2つのパスポートが本人である証明を持って来い!」と無理難題を言われてしまったから。この場合の対処方法を教えてくれました。
領事館に出向いて同一人物証明を発行してもらう
その方法は2つのパスポートを持って日本領事館へ行き「前旅券と現旅券に関わる同一人物証明」という証明申請書を申請。発行してもらった証明書を銀行に持っていくという方法。証明書は一枚115元で発行してくれます。※2018年9月130元の手数料です。
発行に必要な準備しておく品
領事館に出向いて、①現在有効な旅券、②証明対象となる有効期限切れの旅券(紛失した場合は不要)、③申請書、手数料を持参して依頼をすると証明書を発行してくださいます。
基本的には中国の銀行は新旧パスポート持参で口座処理をしてくれますが銀行でNGを受けた場合は、領事館へ出向いて証明書を発行してもらうといいようです。申請後30分ほど待っておくと申請は完了(※審査によっては長くなる場合もあるそうです)。
無事に証明書をもらい銀行に持参したのですが無事に変更が終わりました。
発行に関する情報は以下の領事館サイトより確認の上、訪問されて下さい。
在上海日本国総領事館の証明書
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