昨日1月17日は旧暦では12月8日。
中国では旧正月の12月8日(初八)は「腊八节(là bā jié)」と呼ばれ、
岳飛と呼ばれる軍事家が12月8日に農家から贈られた粥を食して大勝を収め、
岳飛の死後、記念のために食べ始めた。
お釈迦様が菩提樹の樹の下で仏教の悟りを開いた日が12月8日。
毎年それを祝ってお粥を食べ始めた等など諸説がある「腊八节(là bā jié)」
一般的に食するお粥というのは日本的な白粥や以前紹介した広東省のお粥とは違い、
もち米のお粥に栗やクルミ、ナツメ、落花生、あずき、
大麦、蓮の実など穀物を入れて煮込みます。
サスガ中国!食べることで先祖を祝うのですね。
食べ物を体に取り込み記念日を祝うというのが印象的です。
一般的には穀物入りのお粥を食するという事になっていますが、
各地方によっては、お粥以外にも特色がある品を食べているようです。
麦仁饭(mài rén fàn)
回族地方の伝統食。羊肉を鍋でゆでし、その後皮を剥いた麦を入れて、
調味料で味を整えた食品。
腊八豆腐(là bā dòu fǔ)臘八豆腐
安徽省の伝統食品。手作りした豆腐を丸状や正方形に切り、塩水に漬け水分を抜き、
太陽の日差しの下、更に水分を抜いて完成。
冰(bīng)氷
腊八の前日に氷を作って、出来上がった氷を食す。
腊八面(là bā miàn)臘八麺
東北地方は米の生産が少なく大麦や小麦が取れるため、お粥の代わりに麺を食す。
腊八蒜(là bā suàn)臘八ニンニク
旧暦12月8日にお酢にニンニクを漬けて、旧正月の大みそかに餃子と共に食べる準備を行います。これも東北地方の習慣
など、地方で違う点があるようです。
今日の無料!振り返り中国語音源
腊八节 (là bā jié) 臘八記念日(ろうはち)
粥 (zhōu) お粥