これぞ肉!の食べ方だと思います。
アナタも中国で経験して欲しいと心底思う食し方です。
仕事で外出していた時のこと。
丁度同行をお願いしていた中国人から、
「夕食にでも行きますか」とお誘いを受けて、
そのまま食事へと出かけました。
仕事の関係とは言え、気心知れた間柄。
食事をしながら今日の仕事の反省など話したりするのですが、
今日選んだ店舗は、羊料理専門店。
ココ最近上海の流行りはこの羊専門店。
元々羊肉は北の地方が有名ですが、
物流が発達して鮮度の良い肉が南の方まで流れてきています。
羊の串(シシカバブー)や、内臓系、
スペアリブなどを炭火でコンガリ焼いて食べるのですが、
イチオシはやはりこれなのです。
ドーン!
こんがり焼かれた「羊腿(yáng tuǐ)羊のもも肉」の登場です。
焼けたカリッカリの状態といい、生唾ゴックンな状態です。
ギャートルズの肉の塊のようなフォルムですが、
この羊のもも肉、残酷ですが子羊の肉。
親肉は筋張っていますし臭みも強いので、
一般的に食用として楽しまれるのは子羊。
スパイスがガンガンに効かしている羊は、
羊独特の臭みを無くすためですが、
新鮮で子羊だとそんなスパイスを付けなくとも、
独特のニオイは感じることなく楽しめます。
この鉄串に刺さった肉の塊ですが、
まずはフォークとナイフでジョリジョリジョリと、
塊をスライスして網の上にオン。
肉は余すところが無いよう骨から全てそぎ落とします。
外見はカリカリですが流石に塊が大きいので、
一部ウェルダンな状態。いったん網の上でしばらく火にかけて、
一斉にそれ!パクパクパクと食すのです。
粉の塊で200元程度で楽しめるのですが、
日本では羊をこんな状態で楽しめることは中々できませんよね。
これぞ海外の楽しみ方!
上海に訪れた際は一度くらいは、
こんなワイルドな炭火焼きを経験しては如何でしょうか?
「腿(tuǐ)」はこんがり焼いた「羊腿(yáng tuǐ)」以外に、
「鸡腿(jī tuǐ)鶏モモ」、「牛腿(niú tuǐ)牛モモ」などの表現や、
動物以外の人にも使う表現方法です。
今日の無料!振り返り中国語音源
羊腿 (yáng tuǐ) 羊のモモ
鸡腿 (jī tuǐ) 鶏モモ
牛腿 (niú tuǐ) 牛モモ