中国の食材「香菜(xiāng cài)シャンサイ・シャンツァイ」ってご存知ですか?またの名を「香草」「コリアンダー」「パクチー」など、各国で色々な名前で呼ばれる風味豊かな植物です。

中国の「香菜」は日本の「みじん切りのネギ的な名脇役」で中華料理には付き物な植物です。今回は中華料理で使われている「香菜」の利用方法をご紹介したいと思います。

パラリひとつまみ。スープに入った香菜

食べ物を注文すると出て来る無料スープ。牛肉麺などの牛骨系のラーメン店では、万能ねぎ(アサツキ)と香菜をパラリと乗せたスープが味わえます。
香菜入りスープ

牛肉スープと香菜

お店によっては牛肉麺に乗のらずに、小皿で「ご自由にどうぞ」という店舗も。

夏の料理の調味料として利用する香菜

夏の名物料理「冷やしワンタン」を頼むと、お酢と醤油の特製調味料にニンニクのみじん切りと、てんこ盛りの香菜が味を整えるために乗っていることも。

冷やしワンタンと香菜

濃い味付けの料理のアクセントに香菜

安微料理の「地锅鸡(dì guō jī)」料理には、彩りと香りを楽しむ為に香菜が。少し味付が濃いので、香りが強い香菜を食べると、箸休め代わりの香菜が口の中をリフレッシュされます。
地锅鸡と香菜

主食的に食べる香菜

そして最後、温州料理店のある店舗。牛肉の筋を茹でて食べる「凉拌牛筋(liáng bàn niú jīn)」と呼ばれる、牛スジの前菜料理。

「老板加香菜(lǎo bǎn jiā xiāng cài)マスター、香菜追加!」と一言唱えると、こんな風に筋が見えない程の盛り付け。
香菜と凉拌牛筋

まとめ

癖がある食べ物ですが、胃腸の働きを整えるため、夏の胃腸が優れない時に体調を整えてくれる必須アイテムなのです。

中華の味付には非常にマッチする香料の一つ。食べず嫌いを言わずに中華を楽しむ際は、少しずつ慣れると食が広がると思いますよ。

今日の振り返り中国語音源

香菜 (xiāng cài) パクチー

老板 (lǎo bǎn) マスター

加 (jiā) 追加

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