上海や華南地方でよく食されるワンタン。私も週末の遅く起きた朝は、近所のワンタン屋で朝食を取ります。ワンタンの具材や大きさは店舗によって様々。
写真は、荠菜(jì cài ナズナ)とキクラゲと豚ひき肉が入った荠菜馄饨(jì cài hún tun)、青菜(qīng cài チンゲン菜)と豚ひき肉が入った青菜馄饨(qīng cài hún tun)。豚肉メインで小ぶりの小馄饨(xiǎo hún tun)、プリプリのエビがたっぷり入った虾仁馄饨(xiā rén hún tun)などなど。
ワンタンが飛び込むスープには、ネギ油や油で素揚げした玉ねぎやパクチーなど香りが高い薬味を混ぜて提供する店と、全くの薬味なしに海苔と錦糸卵が入ったスープを提供する店舗の2系統があるようです。
上海人はそのスープにお酢やラー油、唐辛子味噌など自分なりの味付けをして食しています。
ワンタンは上海の家庭でせっせと作られるおふくろの味でもあります。
日本人ならワンタンというとスープに入った物を思い出しますが、上海では冷やしワンタンなるものが夏の時期にはあります。
茹でたワンタンを一旦冷ましごまやピーナッツのペーストにラー油、醤油を加え混ぜて食べます。上海の夏は「冷やしワンタン始めました」が告知されます。
茹でたてのワンタンをスープに入れずに特製ダレで和えた、拌馄饨(bàn hún tun)というものも。
これらは日本で味わえないワンタンの味と思いますね。上海に来たら小籠包もいいですが、ワンタンもチャレンジしてみて下さい。
今日の振り返り!中国語発声
馄饨 (hún tun) ワンタン